明けましておめでとうございます。HO主任です。3学期に入りましたが、なかなか鉄研の活動が始まりません。そこで、暇つぶし的に鉄道コラムを書いていきます。


そういえば、明日は記念祭小委員会への小冊子データの提出日らしいです。本年は昨年より大幅にページ数を増やしております。僕は、新幹線の今後について研究したのですが、それも載ってると思いますので、記念祭ではぜひ手にお取りください。大体2日目の1時くらいに無くなるので、お早めにお越しいただくことをお勧めします。


てなわけで、第一回はその研究で深く踏み込めなかった(時間がなかったのと、思考が回らなかった)、リニア中央新幹線と東海道新幹線について考えてみます。

(熊本日日新聞)
(ウィキペディア)
 まず東海道新幹線は、1964年10月1日に開業した、日本で最初にできた新幹線で、年々増発されています。それだけ、需要があるということでしょう。実際、東海道新幹線の車両の座席数は300系以降、500系を除いて1323席(N700sの一部は車椅子スペースの増加に伴い1319席)なのに対し、jr東日本のE5系は724席(ウィキペディア)、jr西日本・九州のN700系7000・8000番台は566席(日本車輌製造)であることからもわかると思います。研究の方でも触れましたが、東海道・山陽新幹線は需要に応じて作られた新幹線であり、東北新幹線、九州新幹線などは国策によって建設される整備新幹線であるため、分けて考えるべきと考えます。
 2027年以降、需要への対応や東海道新幹線の老朽化対策のため、東京名古屋間でリニア中央新幹線が開業しますが、その後東海道新幹線、リニア中央新幹線はどの様に変化するのか、検討していきます。
ルート工事マップ jr東海

 まず、東京名古屋間の流動は40分という速達性やターミナルへ乗り入れる利便性などから、完全にリニア圧勝になると考えます。時間面から、東京セントレア間の航空機の運行は無くなるでしょう。一方、大阪へは、直通需要により、のぞみのニーズが多く残るでしょう。ただ、直通のニーズと速さのニーズのどちらが大きいかは微妙だと思います。なぜなら、東海道新幹線の7割はビジネス利用であり、速達性を重視する可能性があるからです。となると、料金を多く取りたいjr東海の意向も重なり、東京名古屋間ののぞみは全廃でもおかしくはないのではないでしょうか。一方リニア中央新幹線は速達便は現行のぞみと同じく毎時12本ダイヤを設定するのではと考えます。なんなら、東海道新幹線の新横浜名古屋間は9駅なのに対し、リニア中央新幹線は品川名古屋間は4駅なので、停車便の待避が減る為、速達便の本数はさらに増やすこともできるかもしれません。速達性により他の交通機関から利用者が流れてくると考えると本数が増えると考えていいと思います。
 以上のことを踏まえ、速達性や本数などの利便性は改善するでしょう。しかし、名古屋駅のホームは大深度地下に建設されます。果たして利便性はどの程度改善するのでしょうか。

名古屋駅 jr東海


 
こんな感じでただ語って終わるのを連載するつもりなので、よかったら毎回読んでください。HO主任でした。