今回からは以下イベントとの連動企画です。


東日本旅客鉄道主催で春休みの前まで首都圏で開催されている、

「スーパートレインスタンプラリー 〜平成を駆け抜けたすごいヤツ〜」

です!!

今回のスタンプラリーはjr東日本発足以降初めての新型車両である651系などの、平成初期に登場し去就が注目されていたり廃車となっている形式にスポットライトを当てたスタンプラリーです。

そもそも平成元年は、国鉄分割民営化が行われた1987年の2年後であり、平成は日本の戦後の鉄道史の転換期と言える期間であり、車両の趣向も地域性を重んじたものになってきています。まだ走っている「すごいヤツ」もいるので、鉄道ファンにとっては刺さるポイントでしょう。


てなわけでこんな長い前置きの後に何をするかと言うと、「すごいヤツ」の解説をします。初回は「常磐線を走ったすごいヤツ」です。


651系



651系は、今回のスタンプラリーの景品が「651」名であるほどメイン的立ち位置です。昨年のダイヤ改正で高崎線から引退し、波動用にも使われていません。デビューは1988年であり、前置きでも書いた通りjr東日本で初めての新型車両であり、2012年にE657系がデビューするまで常磐線で愛されてきました。

E653系



E653系は1997年登場の特急用車両で、485系の淘汰を目的に開発されました。そのため60Hzにも対応していますが、使ったことはあるのでしょうか・・・座席数を増やすためというのもあり、登場当初はグリーン車が連結されずシートピッチも狭めで485系と同じの910ミリとなっていました。(今はいなほへの転用に伴いグリーン車が連結されています)今は新潟車両センター所属で「いなほ」「しらゆき」として運用しているほか、首都圏の波動用車両として臨時列車に多く使われています。

415系1901



初期の車両は1960年に製造が始まった、結構古い車両です。国鉄お馴染み(485系なども)対応電源の違いで401系、421系、423系、415系とあります。これ自体は平成ではなく昭和の車両なのですが、よくスタンプを見ると、「1901」に限定されています。これがスーパートレイン要素っぽいです。この2階建ての形式は1輌だけ製造され、2006年に廃車されていますが、湘南ライナーなどに使用された215系の実験的要素もあるようです。ちなみに、215系のスタンプは渋谷駅にあります。


おまけ E531系


2005年にTX対策と415系の置き換えを目的にデビューした、E231系の姉妹系列みたいなものです。公直流対応かがE231系との違いで、E231で運行されるのが緑快速、E531で運行されるのが青快速と呼ばれています。ちなみにこの車両で取手を通過しても、モーター音とか乗り心地とかは変わりませんでした。